ゴルフにはたくさんのルール&マナーがあります。
マナーを守らなければいけないのは上級者も初心者も変わりません。
今回は初ラウンドでも最低限覚えておきたいマナーを紹介します。
一緒に周る人や他のプレーヤーにも迷惑をかけないためにも必読の内容です!
難しくない、誰でも守れるマナーなのでしっかり覚えて当日を迎えてくださいね。
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ゴルフの基本的なマナー

ゴルフ場の基本的なマナーです。自分の身や他者の身を守るためのマナーも含まれていますので、しっかり確認しておきましょう。
時間を守る
ラウンド当日はスタート1時間前にはゴルフ場に着くようにしましょう。
また昼休憩後の後半ラウンドでも同様に時間が設定されるので、早めの準備が求められます。
7〜8分間隔でスタートする組が分かれています。後続の組に迷惑をかけないためにも時間厳守!
後ほど紹介するプレーファーストを意識して、スムーズな進行に努めます。
自分のスコアは自分で数える
マナーというよりルールの部分ではありますが、自分のスコアは自分で数えます。
自分が何回打ったか、何回OBなどのペナルティをしたか、忘れずに覚えておきましょう。
スイングしている人の近くにいかない
他の人が素振りをしていたり、ショットを打つときは近づかずに一定の距離を保ちましょう。
特にドライバーなど長いクラブは必要以上に距離を取り、安全を確保します。
また同じように自分がスイングするときは、周りに人がいないかしっかり確認してからスイングするように気をつけましょう。
打球が大きく逸れたときは「フォアー」と叫ぶ
もし打った打球が大きく逸れて隣のホールなどコース外に出そうになったときは、大きな声で「フォアー」と叫びます。
ゴルフボールが人に当たると大変危険です。
なるべく早く危険を察知できるように、ためらわずに大きな声で知らせましょう。
他の人がショットするときは動かない・喋らない
ゴルフはとても繊細なスポーツでスイングする瞬間は少しの違和感でもショットに影響します。
他の人がスイングする態勢に入ったら喋らず、動かず、打球の行方を見守りましょう。
自分の打球だけでなく他の人の打球もしっかり目で追い、大きく逸れてしまった場合は同じように「フォアー」と叫び危険を知らせます。
前の組に打ち込まない(しっかり間隔を開ける)
7.8分間隔で順番にスタートしているので、進行度合いによってはコースの途中で前の組に追いついてしまうことが多々あります。
そのときは前の組との距離としっかり間隔をあけて、打ち込まないように注意しましょう。
自分のドライバー飛距離が200yなら、最低でも280y以上前の組と間隔が空いてからショットする
コースやクラブハウス内では大きな声で喋らない
ゴルフは紳士のスポーツです。
プレーの妨げになるコース内はもちろん、着替えや食事をとるクラブハウス内でも大きな声で騒ぐのは控えましょう。
プレーファーストに関わるマナー

ゴルフは1日の多くの人がプレーするので、スムーズな進行が求められます。
常にテキパキと行動するのを念頭に入れて、意識する部分を確認していきましょう。
常に2〜3本のクラブを持ってショット地点に行く
ティーショット後はカートからは離れた地点で打つことになります。
ボールがある地点まで行ってから距離を確認して、それに合うクラブを取りにカートに戻って、またボールがある地点に戻る…
そんなことをしていたらスムーズな進行は絶対にできません。
カートから降りる時点である程度距離を予測しておき、2,3本のクラブを持って移動するようにしましょう。
初心者のうちは次の次に打つであろうクラブまで持ち歩くくらいでちょうどいい
素振りは2回まで
ショットする前の素振りは多くても2回までに留めましょう。
必要以上の素振りは進行が遅れるだけでなく、待っている他の人のリズムも狂わせます。
仮に多めに素振りしたい場合は、まだ自分の打つ順番でないタイミングで素振りしておくといいですよ。
自分の番が来るまでに準備を整えておく
グリーンまで遠い人から順番に打っていくので、ボール地点に先に着いても少しの待ち時間が発生する場合もあります。
そんなときは「どれくらいの振り幅でスイングするのか」「狙いはどのあたりか」早い段階で準備しておき、いざ自分の番がきたらスムーズに打てるように準備を整えておきましょう。
ホールアウトしたら速やかにグリーンから離れる
後続の組のプレー進行を妨げないように、全員がホールアウト(カップイン)したら速やかにグリーンから離れましょう。
このときグリーン上は走らず早歩き、グリーンから出たら小走りでカートに戻るのがベスト!
まだカップインしていない人がいたら、使い終わったクラブを拾っておいてあげるなどの配慮も必要になります。
グリーン上のマナー

グリーン上はコースの中でも特に繊細な場所で、芝をいたわる必要があります。
自分たちだけでなく、後続の組に迷惑をかけないためにもしっかりとマナーを確認しておきましょう。
グリーン上は走らない
グリーンの上で走るのは厳禁です。
グリーンの芝状態はパットに大きく影響します。
なるべく綺麗な状態を保つためにもグリーン上では特に気を使って移動するようにしましょう。
プレーファーストを意識してもグリーン上だけは走らない
グリーン上にクラブを置かない
上に同じくグリーンの状態を守るためにもパター以外のクラブはグリーンの外に置いておくようにしましょう。
クラブと同様にピン(旗)もグリーン上に横たわらせないのがベターです。
ラインを踏まない
ボールがある地点からカップまでの通るであろう線上を「ライン」といいます。
その「ライン」を踏むのはその後のパットに影響する可能性が高く、気をつける必要があります。
なるべく他の人のショットを見ておき、どこにボールがあるか、ボールマークがしてあるか把握してラインを踏まないように意識しましょう。
ラインがわからないときは、他の人の前を歩かないようにグリーン上を移動するとうっかりを防げます
ボールマークを直す
グリーン上にダイレクトでボールが落下すると付きやすい「ボールマーク」
芝が凹んだ状態ではパットにも影響します。
自分のだけでなく、たとえ前の組の人が直してないボールマークだとしても積極的に直すように意識しましょう。
パットする人の後ろに立たない
ティーショットと同じように打つ人の視界にはなるべく入らないように配慮します。
また一番ラインが見えやすい真後ろに立つのはマナーとしてよくありません。
グリーン上のパットは特に集中力を必要とする局面なので、なるべく気持ちよくプレーできるように心がけたいですね。
バンカーのマナー

コースの中に配置されているバンカー。
バンカーでもマナーがありますので確認しておきましょう。
低い位置から入る
バンカーに足を踏み入れるときは、必ず低い位置から入るようにしましょう。
高い位置から入ってしまうと周辺の芝が崩れてしまったり、砂崩がおきて、バンカー内が荒れてしまう原因になります。
少し遠回りになっても「低い位置から入る」を意識してプレーしましょう。
打った後はレーキで場をならす
バンカー周辺には、砂をならすためのバンカーレーキが置かれています。
バンカーショットを打ったあとは、その場所をしっかりとならしキレイな状態を保てるようにしましょう。
荒れた状態で放置するのは、後続の人の迷惑になるので絶対にやめましょう
服装のマナー

ゴルフ場内は服装のマナーも決められています。
ゴルフ場のドレスコードに準ずる
ラウンドするゴルフ場のドレスコードを前もってしっかり確認しておきましょう。
クラブハウス内はジャケット着用であったり、プレー中も襟付きシャツ着用が義務付けられていたり、ゴルフ場によってルールが決められています。
厳しさには差がありますが、Tシャツやタンクトップ、サンダルなどのラフな格好が許容されているゴルフ場はほとんどないので、注意しましょう。
タオルを首に巻かない
襟付きシャツを着てしっかりとドレスコードを守っていても、タオルを首から下げてプレーしていたり、頭に巻きながらのプレーは推奨されていません。
周りからみて不快に思われる格好はしないように気をつけましょう。
近年では夏場の暑い時期の冷却タオルを首に巻く行為は許容されているゴルフ場も増えています。あらかじめマナーを確認しておくといいですよ。
クラブハウス内では帽子をとる
プレー中は帽子を被ることを推奨されていますが、クラブハウス内では外します。
昼休憩のレストランでは入口のあたりに帽子置き場が設置されているゴルフ場も少なくないので、それらを利用するといいでしょう。
マナーを守って楽しくゴルフ!

マナーやルールがややこしいゴルフですが、みんなが気持ちよくプレーするためにも必要な決まりです。
今回紹介したマナーはたくさんあるマナーの中の一部ですが、最低限でも覚えておきましょう。

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